病院めぐり
藤沢市民病院外科
仲野 明
pp.1411
発行日 2002年10月20日
Published Date 2002/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904999
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藤沢は東海道五十三次,藤沢宿の旧道沿い,眼下に相模湾が広がる所謂湘南にあり,江ノ島を眺められる所です.藤沢市の人口は約40万で,藤沢市民病院は市内で唯一の公立病院です.昭和46年10月に横浜市立大学第二外科の初代教授であった山岸三木雄先生が初代院長として臓器別診療体制をとった,当時では全国でも斬新な病院として開院されました.開院当初の診療科は17科,病棟数は330床でしたが,患者数の増加などにより,現在診療科は29科,506床となり,常勤医74名,非常勤医24名,研修医13名で,湘南地区の基幹病院として定着し,平成12年には地域医療支援病院に認められました.外来患者数は平成13年度で1日平均1,525人,病棟利用率も98%となりました.
院内の各診療科も,先に述べた病院開設の経緯から,外科は当初横浜市立大学第二外科の出身者で構成されていましたので,一般外科を主にしてスタートしました.その後,時代の要請で専門分化され,昭和56年に呼吸器外科を新設,さらに平成4年には第一外科から医師が派遣されて心臓血管外科が新設されました.診療は,外科,消化器外科として仲野,小林部長の他5名,呼吸器外科は城戸部長の他1名,心臓血管外科は岩井科長の他1名で行っています.
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