Japanese
English
特集 Up-to-Date外科医のための創傷治癒
消化管吻合と創傷治癒
Gastrointestinal anastomosis and wound healing
加藤 広行
1
,
斉藤 加奈
1
,
安藤 裕之
1
,
桑野 博行
1
Hiroyuki KATO
1
1群馬大学大学院医学系研究科病態総合外科学
キーワード:
消化管吻合
,
創傷治癒
,
器械吻合
Keyword:
消化管吻合
,
創傷治癒
,
器械吻合
pp.1529-1533
発行日 2007年11月20日
Published Date 2007/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101934
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:消化器外科領域における消化管吻合は大変重要な手術手技であり,術後縫合不全,吻合部狭窄などの術後早期の合併症や,消化管吻合に起因する摂食障害や便通障害などの長期にわたるquality of life(QOL)の低下に影響を及ぼすことがある.最適な消化管吻合法を選択・実践しなくてはならないことは周知のことであり,そのためには消化管吻合の創傷治癒過程を熟知することも必須である.近年は自動縫合器・吻合器などの手術器具の開発が著しく,様々な器械吻合が臨床の場で実施されており,手術時間の短縮などに有用であるが,その利点および欠点を十分に把握し,吻合法の手順を十分に熟知することも重要である.本稿では消化管吻合の種類,消化管吻合の創傷治癒過程,および器械吻合の実際について概説する.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.