病院めぐり
仙台オープン病院外科
土屋 誉
pp.1586
発行日 1998年12月20日
Published Date 1998/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903467
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人口100万人の杜の都,仙台市の北部,泉ヶ岳を望む住宅地に仙台オープン病院は立地しています.当院は昭和51年医師会と仙台市が協力し,本邦初の公設民営型の病院として(財)鶴ヶ谷オープン病院の名称で開設されました.現在では救急救命センターを併設し,名称も仙台市医療センター仙台オープン病院と改め,330床を有する病院として仙台市および周辺市町村の広い地域における医療の中で重要な役割を担っております.オープン病院という名前が示す通り開設当初より開業医との連携が密接な病院で,当院に登録されている開業医(登録医)は現在450名に達し,病診連携室という部門を中心に患者の紹介がスムーズに行われており,その結果外来患者の紹介率は82.4%と高率であります.そのため本年9月1日には,地域医療支援病院として全国で初めて認可され,今後益々,患者を中心として開業医および病院の理想の関係を構築すべく日夜奮闘しております.また開業医が主治医となり手術を行うことも可能で,婦人科を中心にそのシステムが利用されています.診療科は内科,消化器内科,循環器内科,呼吸器内科,心臓血管外科およびわれわれの消化器外科で,診療科が少ない分それぞれの科が高度の専門医療を行っています.
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