Japanese
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特集 外科・形成外科の連携と展望
マイクロサージャリーによる消化管再建
Esophageal reconstruction using microvascular technique
中塚 貴志
1
,
米原 啓之
1
,
市岡 滋
1
,
波利井 清紀
2
,
朝戸 裕貴
2
,
多久嶋 亮彦
2
Takashi NAKATSUKA
1
1埼玉医科大学形成外科
2東京大学医学部形成外科
キーワード:
マイクロサージャリー
,
遊離空腸移植
,
食道再建
Keyword:
マイクロサージャリー
,
遊離空腸移植
,
食道再建
pp.1541-1546
発行日 1998年12月20日
Published Date 1998/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903460
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下咽頭・頸部食道の再建には古くから形成外科的手技が用いられてきた.近年ではマイクロサージャリーを用いた遊離組織移植術の導入により,従来の有茎(筋)皮弁などを用いる方法に比べ術後合併症の減少,罹病期間の短縮など治療成績の向上をみている.さらに喉頭を温存する術式にも応用され,良好な成績を得るなど患者のQOLの向上にも貢献している.また外科的手技である有茎腸管挙上による食道再建においても,腸管末梢の血行補強にマイクロサージャリーによる手技が用いられ,術後合併症の予防に役立っている.
本稿ではこれらの再建術における基本的な手技,注意点などについて述べた.
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