Japanese
English
特集 病態別補充・補正のFormula
酸塩基平衡異常に対する補正のFormula
Formula of revision for acid-base unbalance
古畑 智久
1
,
平田 公一
1
Tomohisa FURUHATA
1
1札幌医科大学第1外科
キーワード:
酸塩基平衡
,
アシドーシス
,
アルカローシス
Keyword:
酸塩基平衡
,
アシドーシス
,
アルカローシス
pp.561-568
発行日 1998年5月20日
Published Date 1998/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903171
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血液のpHはHCO3とCO2ガスの2つの因子でほぼ決定されていると言っても過言ではなく,そのバランスが片寄ることでアシドーシスやアルカローシスとなる.生体はこのバランスの片寄りを補正する機構を備えており,アシドーシスあるいはアルカローシスに傾いているときは,必ずその原因となる疾患や病態が存在する.その原因を迅速に診断し,原因に対する治療と酸塩基平衡異常に対する補正を行うことが円滑な細胞・組織反応のために重要となる.本稿では,総論では酸塩基平衡の基礎的事項について,各論では症例を呈示しながら酸塩基平衡異常の診断・治療について解説する.
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