Japanese
English
臨床報告・1
有症状Meckel憩室15例の検討
A study of 15 cases of symptomatic Meckel's diverticulum
中村 哲
1
,
浮草 実
1
,
有本 明
1
,
山本 俊二
1
,
中島 康夫
1
,
花房 徹児
1
,
粟根 弘治
1
Satoshi NAKAMURA
1
1大阪赤十字病院外科
キーワード:
Meckel憩室
,
出血
,
異所性胃粘膜
,
H2—blocker
Keyword:
Meckel憩室
,
出血
,
異所性胃粘膜
,
H2—blocker
pp.793-796
発行日 1997年6月20日
Published Date 1997/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902754
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はじめに
Meckel憩室は,特有の症状がないため開腹手術時に偶然発見されるか,または腸閉塞,出血,炎症などの合併症をきたして発見されるものがほとんどで,その術前診断は容易ではない.筆者らが当科において過去20年間に有症状にて手術を行ったMeckel憩室症例は15例で,そのうち出血にて発症した症例に関しては全例,術前診断が可能で待機手術を施行しえたので,今回,その1例を呈示し若干の文献的考察を加えて報告する.
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