Japanese
English
臨床報告
腹腔内再発病巣の切除により10年間生存中の胃平滑筋芽細胞腫の1例
A case of intraperitoneal recurrence of gastric leiomyoblastoma survived for 10 years by resection
大橋 龍一郎
1
,
横山 伸二
1
,
栗田 啓
1
,
高嶋 成光
1
,
神野 健二
2
,
万代 光一
2
Ryuichiro OHASHI
1
1国立病院四国がんセンター外科
2国立病院四国がんセンター臨床研究部
キーワード:
胃平滑筋芽細胞腫
,
腹腔内再発
Keyword:
胃平滑筋芽細胞腫
,
腹腔内再発
pp.775-778
発行日 1994年6月20日
Published Date 1994/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901571
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はじめに
胃平滑筋芽細胞腫は,1962年,Stout1)により命名された比較的まれな腫瘍で,その多くは良性の臨床経過をとるが,一部に悪性例があることが知られている.放射線療法や化学療法に対して感受性が低く,再発例の治療にはしばしば難渋するが,今回われわれは,腹腔内の再発病巣を2度にわたって切除し,初回手術から通算10年間の長期生存が得られ健存中の胃平滑筋芽細胞腫の1例を経験したので報告する.
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