Japanese
English
臨床報告
胃の平滑筋芽細胞腫の2例
Two cases of leiomyoblastoma of the stomach
福山 時彦
1
,
中原 昌作
1
,
池田 真一
1
,
売豆 紀雅昭
1
,
佐藤 和洋
1
,
増田 弘志
1
,
井上 強
1
,
横田 忠明
2
Tokihiko FUKUYAMA
1
1山口赤十字病院外科
2山口大学医学部第1病理
pp.109-112
発行日 1984年1月20日
Published Date 1984/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208538
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はじめに
1962年Stout1)は,それまで種々の名称で報告されていた胃の非癌性腫瘍の中から,特異な組織像を示す腫瘍について,変形平滑筋芽細胞腫(bizarre leiornyobla—stoma)と命名し,その後同様症例が次第に報告されるようになつた.本邦では1965年久保2)が報告して以来,100例近くの報告が行われている.
今回われわれは,十二指腸内へ脱出嵌頓した胃前庭部平滑筋芽細胞腫と,強度の貧血を呈した胃体中部の同腫瘍の2例を経験したので併せて報告する.
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