Japanese
English
特集 静脈系疾患診療の新しい展開
肺梗塞症
Pulmonary infarction, pulmonary embolism
星野 俊一
1
,
小野 隆志
1
Shunichi HOSHINO
1
,
Takashi ONO
1
1福島県立医科大学心臓血管外科
キーワード:
肺梗塞症
,
肺塞栓症
,
深部静脈血栓症
,
血栓溶解療法
,
塞栓摘除術
Keyword:
肺梗塞症
,
肺塞栓症
,
深部静脈血栓症
,
血栓溶解療法
,
塞栓摘除術
pp.719-726
発行日 1994年6月20日
Published Date 1994/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901562
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肺梗塞症,肺塞栓症は,欧米において頻度が高く本邦では少ないとされていたが,近年,本邦においても決して稀ではなく,しばしば急死の原因となることが認識されつつある.本症には早期診断,早期治療が大切であり,診断には肺血流シンチ,肺動脈造影およびDuplexscanningなどが有用である.治療には,線溶療法や抗凝固療法を中心とした内科的治療と外科的な塞栓摘除術,さらに再発予防のための下大静脈フィルターが挙げられ,救命率を上げるために様々な工夫がなされている.
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