Japanese
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特集 乳腺疾患—その診療の進歩
マンモグラフィによる乳癌の診断
A clinico-pathological evaluation of Mammography in early detection of breast cancer
久保 完治
1
Kanji KUBO
1
1国立名古屋病院外科
pp.195-203
発行日 1969年2月20日
Published Date 1969/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204795
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はじめに
X線を利用して乳癌を診断しようとする試みは,1913年のA. Salomonの発表以来,多くの人々によつて行なわれてきたが,本法への関心や評価は時代によつて大きな波がみられる.その原因は大戦の影響もあるが,外科医の側のX線技術に関する知識の不足や乳癌についての病理学的な顧慮の不十分さから来た過大な期待が,しばしは裏切られたことにも求められるであろう.しかしこの術式の過少な評価は絶対に避けねばならない.
乳腺のX線検査には,Ductography, Pneumo-mammographyなどのContrast MammographyやXeromammography,拡大マンモグラフィなどの特殊術式が含まれるが,本稿では普通のPlainMammographyのみについて述べたい.
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