Japanese
English
臨床研究
脊椎麻酔での鼠径ヘルニアおよび痔核手術後の尿閉についての検討
Urinary retention after inguinal herniorrhaphy and hemorrhoidectomy with spinal anesthesia
平野 鉄也
1
,
吉岡 秀憲
1
1吉岡病院外科
キーワード:
鼠径ヘルニア
,
痔核
,
術後尿閉
,
脊椎麻酔
Keyword:
鼠径ヘルニア
,
痔核
,
術後尿閉
,
脊椎麻酔
pp.1321-1323
発行日 1993年10月20日
Published Date 1993/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901271
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はじめに
術後尿閉は,鼠径ヘルニアや痔核手術後にしばしば経験される合併症である1,2,3).術後の導尿は患者側にとっても不快な,また看護側にとっても煩雑な手技であり,できれば回避したいものである.鼠径ヘルニアや痔核手術は,通常,脊椎麻酔下に施行されており,術後の尿閉にはこの脊椎麻酔の影響や,さらには術前・術中での輸液量や,術創部の疼痛など様々な要素が関与している可能性が考えられる.今回,鼠径ヘルニアおよび痔核手術後の尿閉について種々の要素について検討し,解析したので報告する.
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