Japanese
English
手術手技
胃壁2点固定法による経皮内視鏡的胃瘻造設術
Percutaneous endoscopic gastrostomy with two points fixation of the stomach wall
浅野 道雄
1
,
宮脇 哲丸
2
,
安藤 久實
3
1協立総合病院外科
2出雲中央クリニック
3名古屋大学分院外科
キーワード:
胃瘻造設術
,
経皮内視鏡的胃瘻造設術
,
胃壁固定法
,
合併症
Keyword:
胃瘻造設術
,
経皮内視鏡的胃瘻造設術
,
胃壁固定法
,
合併症
pp.1205-1208
発行日 1993年9月20日
Published Date 1993/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901251
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はじめに
経皮内視鏡的胃瘻造設術は1980年,Gaudererら1)によって初めて報告されて以来,多くの改良が加えられ普及してきている2-8).この方法で最も重要なのは,瘻孔が形成されるまで胃壁と腹壁の固定をいかに確実に,しかも簡便に行えるかという点である.従来われわれは,バルーンカテーテルを用いて胃壁を腹壁に牽引固定する方法5,7)を用いていたが,バルーンの自然収縮によりカテーテルが脱落し,腹膜炎を合併した症例を経験した.そこで,内視鏡的に胃壁と腹壁を2点で結紮固定する方法(以下,本法)を施行し,良好な成績を得たので手技およびその有効性について述べる.
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