Japanese
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外科医の工夫
肛門上皮とCushionを可及的に温存した閉鎖式痔核根治術
Anoderm ・ cushion-preserved closed hemorrhoidectomy
高野 正博
1
Masahiro TAKANO
1
1大腸肛門病センター高野病院
pp.131-134
発行日 1992年1月20日
Published Date 1992/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900726
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はじめに
わが国における痔核手術としては,英国より結紮切除術式(ligation&excision method)が導入され,それを改良した高位結紮法が普及している1).しかし,この術式にも痔核を十分に取ると残りの肛門上皮が少なくなる,また痔核周囲の軟部組織(cushion)2)を喪失するという欠点がある.そこで私は,痔核組織は十分取り,肛門上皮と軟部組織を可及的に残存し創を閉鎖する術式を工夫した.
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