特集 図説 形態用語の使い方・使われ方
第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語
b.X線・内視鏡所見用語
クッションサイン(cushion sign)
樋渡 信夫
1
,
島田 剛延
1
1東北大学第3内科
pp.346
発行日 1996年2月26日
Published Date 1996/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403104018
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cushion sign(pillow sign)は1975年De BeerとShinyaによって初めて用いられた1).
内視鏡検査において,脂肪腫(lipoma)は表面平滑で,正常粘膜に覆われた柔らかなポリープ(腫瘤)として認められる.形態はゼリー状で変化するものから短有茎性のものまであり,色調は頂部は発赤を伴い,基部に行くに従って黄色調を呈する(Fig. 1,2).
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