特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から
乳癌
内科から
大川 智彦
1
,
喜多 みどり
1
,
田中 真喜子
1
1東京女子医科大学放射線科
pp.1584-1587
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900277
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乳癌手術の縮小化による乳房温存療法は患者のquality of lifeを守ろうとする考え方から,わが国においてもようやく本格的に取り入れられようとしている.乳房温存療法は乳房温存術(partial mastectomy,quadrantectomy, wide excision, lumpectomy etc.)と照射を相補的に用いることにより乳癌の根治を図ろうとするようなものであり,世界的にはほぼ確立してきている1,2).今回は,その適応と限界,特に局所再発について考察し,本法の有意性について述べる.
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