Japanese
English
臨床報告
ネフローゼ症候群を合併した第3群リンパ節転移陽性の多発早期胃癌の1例
A case report of multiple early gastric cancer in association with metastasis of n3 lymphnode with the nephrotic syndrome
山根 祥晃
1
,
菅沢 章
1
,
万木 英一
1
,
阿部 重郎
1
,
大東 恭子
2
,
松井 克明
3
Yoshiaki YAMANE
1
1済生会江津総合病院外科
2済生会江津総合病院内科
3鳥取大学医学部臨床検査医学病理学
pp.915-919
発行日 1990年7月20日
Published Date 1990/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900148
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はじめに
ネフローゼ症候群が発症してくる程の大量の蛋白尿の病態の裏には,しばしば悪性腫瘍が潜んでいることがある.そのうち,ネフローゼ症候群を合併した胃悪性腫瘍の本邦報告例は1969年から1988年までの20年間に24例であった.今回,われわれはネフローゼ症候群の経過中に発見された,第3群リンパ節転移陽性の多発早期胃癌の1例を経験したので報告する.
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