Japanese
English
臨床報告
イレウス症状を呈した虫垂粘液嚢腺腫の1例
A case of mucinous cystadenoma of the appendix resulting in ileus
津崎 貴春
1,3
,
光野 正人
1,3
,
川崎 祐徳
1,3
,
吉岡 一由
1,3
,
伊藤 慈秀
2
,
伊澤 寛
3
Takaharu TSUZAKI
1,3
1川崎医科大学附属川崎病院外科
2川崎医科大学附属川崎病院病理
3川崎医科大学附属川崎病院麻酔科
pp.249-252
発行日 1990年2月20日
Published Date 1990/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900041
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はじめに
虫垂の粘液嚢腺腫は比較的稀な疾患であり,術前に診断されることは少ない.多くの場合,組織学的検索によって診断されるが,それでも良,悪性の鑑別が困難なことが少なくない.
今回,われわれはイレウス症状を来した虫垂粘液嚢腺腫の1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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