増刊号 2024年最新版 外科局所解剖全図—ランドマークの出し方と損傷回避法
Ⅲ.肝胆膵
肝切除に必要な肝静脈の解剖
真木 治文
1
,
佐藤 彰一
2
,
長谷川 潔
1
Harufumi MAKI
1
1東京大学大学院医学系研究科肝胆膵外科,人工臓器・移植外科
2NTT東日本関東病院外科
pp.196-200
発行日 2024年10月22日
Published Date 2024/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214710
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POINT
●肝区域,亜区域間の境界に静脈が存在し,解剖学的切除の際のメルクマールとなる.
●肝切除における出血源はおもに肝静脈である.肝静脈損傷を避けることは,すなわち出血量を減らすことである.
●主要な肝静脈を露出する術式においては,あらかじめ十分な授動と肝静脈や下大静脈のテーピングを行うことを検討する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2029年10月末まで)。
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