手術器具・手術材料—私のこだわり・25
肝胆膵領域における新世代多自由度鉗子の使用経験—もし腹腔鏡手術鉗子に関節があったなら
浅野 大輔
1
,
石川 喜也
1
,
菅原 俊喬
1
,
渡邊 秀一
1
,
上田 浩樹
1
,
小野 宏晃
1
,
赤星 径一
1
,
工藤 篤
1
,
田中 真二
2
,
田邉 稔
1
Daisuke ASANO
1
1東京医科歯科大学肝胆膵外科学分野
2東京医科歯科大学分子腫瘍医学
pp.340-343
発行日 2024年3月20日
Published Date 2024/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214478
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はじめに
近年ロボット手術は急速に普及しており,肝胆膵外科手術領域でも保険適用が拡大している.鏡視下手術における関節を有した鉗子による操作はエポックメイキングであり,ロボット支援下ならではの手技は多数存在する.一方で,ロボットの台数の観点からロボット手術枠制限の問題があったり,コストの観点からロボットの導入が困難であったりする病院も少なくない.本稿では,当施設における腹腔鏡手術で使用可能な新世代多自由度鉗子(ArtiSential)の使用経験について紹介する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年3月まで)。
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