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特集 術後急変!—予知・早期発見のベストプラクティス
各論2:疾患別の対応
周術期における急性腎障害の予知・早期発見のベストプラクティス
Best practice of perioperative acute kidney injury: prediction and early recognition
井上 悠太郎
1
,
土井 研人
2
Yutaro INOUE
1
1東京大学医学部附属病院救急・集中治療科
2東京大学大学院医学系研究科救急・集中治療医学
キーワード:
急性腎障害
,
術中輸液
,
バイオマーカー
Keyword:
急性腎障害
,
術中輸液
,
バイオマーカー
pp.845-849
発行日 2023年7月20日
Published Date 2023/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214186
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【ポイント】
◆急性腎障害(acute kidney injury:AKI)は頻度の高く,重大な周術期合併症であるため,診断基準や疫学,各段階でのリスクファクターを知り早期発見・早期対処に努める必要がある.
◆AKI予防のため,制限しすぎずかつ過剰にならない適切な術中の輸液量が求められる.
◆血清クレアチニン値や尿量だけでなく早期診断の補助となるバイオマーカーの研究が進んでいる.
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