増刊号 術前画像の読み解きガイド—的確な術式選択と解剖把握のために
Ⅰ 食道
胃切除後食道癌(再建含む)
八木 浩一
1
,
谷島 翔
1
,
川崎 浩一郎
1
,
大矢 周一郎
1
,
三輪 快之
1
,
岡本 麻美
1
,
浦辺 雅之
1
,
奥村 康弘
1
,
野村 幸世
1
,
瀬戸 泰之
1
Koichi YAGI
1
1東京大学胃食道外科
キーワード:
胃切除後食道癌
,
再建
Keyword:
胃切除後食道癌
,
再建
pp.13-16
発行日 2022年10月22日
Published Date 2022/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213877
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胃切除後食道癌に対する手術はそれなりの頻度で遭遇すると思われる.過去10年で当科では,食道切除の約5.7%(35/612)が胃切除後もしくは胃切除の必要な同時性胃癌症例であった.胃切除後食道癌に対する食道切除の術式は通常の食道切除と同じであると推測される.再建臓器・再建経路・再建時期に関しては施設ごとに決められており,これらは術前画像によって決定されているものではないと推測する.術前画像の術式選択への寄与度は決して高くないかもしれないが,本稿では,胃切除後食道癌の切除再建において留意すべき点を解説し,術前画像を提示する.
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