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特集 徹底解説! 食道胃接合部癌《最新版》
総論
食道胃接合部癌に対する内視鏡治療
Endoscopic resection for adenocarcinoma of the esophagogastric junction
谷 泰弘
1
,
石原 立
1
Yasuhiro TANI
1
1大阪国際がんセンター消化管内科
キーワード:
食道胃接合部腺癌
,
Barrett食道
,
内視鏡的粘膜下層剝離術
Keyword:
食道胃接合部腺癌
,
Barrett食道
,
内視鏡的粘膜下層剝離術
pp.786-789
発行日 2022年7月20日
Published Date 2022/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213763
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【ポイント】
◆内視鏡治療適応を判断するうえで術前の深達度診断は重要であるが,食道胃接合部(EGJ)領域における診断精度は十分ではない.
◆本邦における多施設共同研究の結果から,リスク因子(脈管侵襲陽性,低分化型癌成分の混在,腫瘍径>30 mm)のない深達度SM 500 μmまでの食道腺癌は,内視鏡治療後の経過観察が許容される可能性がある.
◆粘膜内癌か粘膜下層浸潤癌かで悩む食道胃接合部腺癌は,診断的な内視鏡的切除が許容されると考える.
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