Japanese
English
特集 スコピストを極める
各論
腹腔鏡下S状結腸切除術でのスコピストのテクニックとコツ
Key points of the scope handling in laparoscopic sigmoid colectomy
田中 俊道
1
,
横井 圭悟
1
,
古城 憲
1
,
三浦 啓壽
1
,
山梨 高広
1
,
佐藤 武郎
1
,
内藤 剛
1
Toshimichi TANAKA
1
1北里大学医学部下部消化管外科学
キーワード:
角度
,
速度
,
距離
,
思いやり
Keyword:
角度
,
速度
,
距離
,
思いやり
pp.1240-1245
発行日 2021年10月20日
Published Date 2021/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213467
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【ポイント】
◆手術の流れ,視野展開をチーム内で共有する.腹腔鏡下S状結腸手術では最低3人が1つのチームとなって手術を進行していくため,手順や視野展開についてチーム内で共通の認識をもつ必要がある.
◆スコピストの技量によって手術難易度が大きく変わる可能性がある.スコピストは,自らの的確な視野の提示によって術者の手数と負担が減り,安全かつ迅速な手術が提供できることを理解する.
◆スコピストとしての経験は,自らの手術手技向上において非常に重要である.術中の会話や場面ごとの細かな判断など,記録媒体には残らない点を当事者として最も近くで経験することは,大きな糧となる.
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