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特集 エキスパートが教える 鼠径部ヘルニアのすべて
各論1:鼠径ヘルニア修復術の各術式
—鼠径部切開法 組織縫合法による修復—Bassini法,McVay法,Anterior iliopubic tract法
Pure tissue repair:Bassini's repair, McVay's repair, Anterior iliopubic tract repair
三毛 牧夫
1
,
八木 勇磨
1
Makio MIKE
1
1亀田総合病院消化器外科
pp.1208-1216
発行日 2016年10月20日
Published Date 2016/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211317
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【ポイント】
◆Bassini法は,鼠径床を切開後,内腹斜筋,腹横筋,横筋筋膜を鼠径靱帯ひさし部に縫合する再建法であり,改善の余地がある.
◆McVay法(あるいはCooper ligament repair)においては,“transition suture”を正しく理解することにより,再建法の利点・欠点を理解できる.
◆Anterior iliopubic tract(AIPTR)法は,現在でも必要不可欠の鼠径床再建法であるが,腹横筋腱膜弓が脆弱な場合は,Bassini法となってしまう.
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