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特集 外科医に求められる積極的緩和医療—延命と症状緩和の狭間で
知っておきたい緩和医療の積極的介入法
癌性腹水に対するCARTと薬物療法
CART and chemotherapy for malignant ascites
太田 惠一朗
1
,
松﨑 圭祐
2
Keiichiro OHTA
1
1日本医科大学消化器外科
2要町病院腹水治療センター
pp.1487-1492
発行日 2015年12月20日
Published Date 2015/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211020
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【ポイント】
◆改良型腹水濾過濃縮再静注法(CART)は,細胞成分に富む大量癌性腹水の処理に有用であり,積極的症状緩和医療となる.
◆CARTを施行すると大量癌性腹水が全量抜水可能となり,薬物療法の開始や継続が容易になる.
◆CARTの濾過膜洗浄液の有効利用法として,オーダーメイドの免疫細胞療法や抗癌剤感受性試験が考えられる.
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