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特集 小児外科
先天性横隔膜ヘルニア(胸腹裂孔ヘルニア)の治療
Management of congenital diaphragmatic hernia
長屋 昌宏
1
Masahiro NAGAYA
1
1愛知県コロニー中央病院小児外科
pp.1849-1855
発行日 1989年12月20日
Published Date 1989/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210574
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現在の新生児外科領域でのトピックスの1つは横隔膜ヘルニアの症例をいかに管理するかにある.その理由はこの疾患,特に生後24時間未満に入院する重症例(本症)での成績が依然として改善されていないからである.私どもは本症の重症度分類を血液ガス分析結果から行い,それに基づいた管理法を行っている.本症における管理法の変遷は人工換気法の工夫に始まり,種々のアルファブロッカーを用いた薬物療法,そして最近ではECMOによる管理法と進歩してきた.そこで,私どもが経験した82例の本症を分析しつつ,分類法を紹介し,各々の管理法について解説する.とくにECMOによる管理法について詳述する.
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