Japanese
English
臨床報告
Computed tomographyが診断に有用であった後腹膜消化管穿孔の3症例
Three patients with retroperitoneal perforation of intestine diagnosed by computed tomography
近森 文夫
1
,
尾崎 梓
1
,
飯塚 育士
1
,
福田 禎治
1
,
和田 光巧
2
Fumio CHIKAMORI
1
1筑波メディカルセンター病院外科
2筑波メディカルセンター病院放射線科
pp.1255-1258
発行日 1988年7月20日
Published Date 1988/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210139
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はじめに
後腹膜消化管穿孔は,他の消化管穿孔よりも一般に診断が遅れることが多く,予後不良となる症例が少なくない1).1985年2月〜1987年12月までに,筑波メディカルセンター病院で経験した消化管穿孔症例は33例(胃3,十二指腸19,小腸6,大腸5)である.この中,後腹膜消化管穿孔症例は3例(十二指腸2,大腸1)で,いずれもcomputed tomography(以下,CT)により診断可能であり,早期に適切な処置を行うことにより救命しえたので報告する.
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