特集 —そこが知りたい—消化器外科手術のテクニックとコツ96
肛門部・その他
肥厚性幽門狭窄症の手術
堀 隆
1
,
横森 欣司
1
Takashi HORI
1
,
Kinji YOKOMORI
1
1日赤医療センター小児外科
pp.987-989
発行日 1988年5月30日
Published Date 1988/5/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210098
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肥厚性幽門狭窄症は今日では小児外科を志す若い医師が比較的早い時期に手がける手術である.昔は硫酸アトロピン内服による保存的治療が主で,外科に送られるのは時間がたって全身の衰弱したものが多かった.近年は早期に手術が行われ,全身状態も良好な症例がほとんどである.また,術前電解質異常に対する輸液療法も確立されて,手術は安全な,ゆとりのあるものとなり,昔のような緊急手術という感じはなくなっている.
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