特集 —そこが知りたい—消化器外科手術のテクニックとコツ96
胆道
良性胆管狭窄の手術—バイパス手術;胆管空腸側々吻合術Roux-en-Y型
中山 和道
1
Toshimichi NAKAYAMA
1
1久留米大学医学部第2外科
pp.872-873
発行日 1988年5月30日
Published Date 1988/5/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210058
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良性胆管狭窄のバイパス手術としてもっとも多く行われるのは胆管空腸側々吻合術Roux-en-Y型である.バイパス手術では胆管に著明な狭窄があっても胆汁は正常の流れを通過しようという傾向が強く,胆管前壁切開を行って切開部との胆管空腸吻合では遠隔時に吻合部の狭窄を来すことがよくみられる.したがって,胆管の右外側壁を約1/3ぐらい紡錘型に切除して吻合している.
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