Japanese
English
臨床報告
S状結腸腹膜垂炎の1例
A case of epiploic appendagitis of sigmoid colon
清水 輝久
1
,
伊福 真澄
1
,
黒岩 正行
1
,
山田 卓史
1
,
岡田 代吉
1
,
高木 雄二
1
,
高田 俊夫
1
,
橋本 芳徳
1
,
窪田 芙佐雄
1
Teruhisa SHIMIZU
1
1佐世保市立総合病院外科
pp.115-118
発行日 1987年1月20日
Published Date 1987/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209622
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
腹膜垂が炎症を起こすことは知られているが,本邦では報告が少なく,非常に稀な疾患である.腹膜垂炎は虫垂炎や憩室炎などとの鑑別が容易でなく,術前に診断を下すことは困難であるが,日常の診療上,腹膜垂に関連する病態についても理解を深めておくことは重要なことである.最近我々は急性虫垂炎の診断のもとに開腹したところ,S状結腸腹膜垂炎であつた1例を経験したので報告する.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.