Japanese
English
特集 悪性腫瘍を疑うX線像
大腸癌を疑うX線像
Radiographic findings of the colon carcinoma
宮沢 とも子
1
,
飯島 俊秀
2
,
正田 弘一
2
,
平敷 淳子
1
Tomoko MIYAZAWA
1
1群馬大学医学部附属病院中央放射線部
2群馬大学医学部附属病院第1外科
pp.1261-1267
発行日 1986年8月20日
Published Date 1986/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209505
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大腸癌の早期発見・確定診断のためには便潜血反応,直腸診と共に内視鏡と注腸二重造影は不可欠である.注腸造影像から癌を見落さずに診断するためのポイントとして(1)小隆起病変の検出,(2)腸管辺縁の不整像や変形の読影,(3)内腔の狭窄や閉塞像の存否,をあげ解説する.
大腸癌と注腸造影像から鑑別を要するものとして(1)生理的収縮,(2)他臓器や腹腔内腫瘤による圧迫,(3)小隆起性病変,(4)炎症性病変,(5)虚血性大腸炎,をあげ解説する.
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