特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅱ.救急患者の薬物療法
感染性ショック
相川 直樹
1
,
阿部 令彦
1
1慶応義塾大学医学部外科
pp.732-733
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209358
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1.原因・病態
外科患者にみられるseptic shockは敗血症,膿胸,化膿性胆管炎,腹膜炎などの重症感染症に合併する.
グラム陽性菌の産生する外毒素,グラム陰性桿菌の菌体成分である内毒素(エンドトキシン),細菌の増殖による内皮の破壊などにより種々の異常がおこる.
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