Japanese
English
臨床報告
多発早期胃癌に合併した胆嚢壁内異所性胃粘膜の1例
A case of heterotopic gastric mucosa in the gallbladder, with multiple early gastric cancer
清水 裕英
1
,
山本 康久
1
,
佐々木 義仁
1
,
今井 博之
1
,
長野 秀樹
1
,
瀬尾 泰雄
1
,
牟礼 勉
1
,
岩本 末治
1
,
木元 正利
1
,
佐野 開三
1
,
日浦 研哉
2
,
中川 定明
2
Hirohide SHIMIZU
1
1川崎医科大学消化器外科
2川崎医科大学病院病理
pp.1051-1054
発行日 1984年7月20日
Published Date 1984/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208773
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
異所性胃粘膜上皮は,小腸のメッケル憩室や食道にはかなりの頻度に存在し,その他,舌,虫垂,大腸などにも発見されているが,胆嚢に認められた報告は少ない.
われわれは,早期胃癌の臨床診断のもとに開腹,術中に胆嚢の腫瘤を発見したため胆嚢を摘出し,その病理組織学的検索から,胆嚢壁内異所性胃粘膜と診断した症例を経験したので文献的考察を加え報告する.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.