Japanese
English
臨床報告
特異な経過をたどつたマイトマイシン血管外漏出による皮膚潰瘍の1例
A case of skin ulcer due to extravasation of Mitomycin with peculiar clinical course
沢田 幸正
1
,
鈴木 常正
2
Yukimasa SAWADA
1
,
Tsunemasa SUZUKI
2
1山形県立中央病院形成外科
2山形県立中央病院外科
pp.559-562
発行日 1984年4月20日
Published Date 1984/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208615
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はじめに
抗癌剤静注時の血管外漏出は時には患者に長期間の苦痛,不快感を与えるのみならず,潰瘍化すれば保存的治療に難治性のことも多く,機能障害に至らしめる場合もある1).本症の治療法については未だ確立したものはなく諸説がいわれているが,今回,著者はマイトマイシンC(以下,MMCと略)血管外漏出による皮膚潰瘍の症例で,特異な経過をたどつた1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.
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