Japanese
English
臨床報告
特異な病像,組織像を呈した空腸平滑筋肉腫の2例
Two cases of jejunal leiomyosarcoma:special reference to clinical and pathohistological features
関 雅博
1
,
宮崎 幹也
1
,
龍村 俊樹
1
,
石坂 伸太郎
1
,
上山 武史
1
,
山本 恵一
1
,
若木 邦彦
2
,
三輪 淳夫
2
,
和泉 三郎
3
,
中川 正幸
3
Masahiro SEKI
1
1富山医科薬科大学第1外科
2富山医科薬科大学病理学教室
3富山城南病院
pp.561-566
発行日 1983年4月20日
Published Date 1983/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208299
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はじめに
小腸平滑筋肉腫は比較的稀な疾患であり,近年報告例は増加しつつあるが,その術前診断,予後等について問題点が多い.一方,組織学的にepithelioid leiomyo—sarcomaという特異型の独立性を強調するものもあり1,2),その予後との関係をも含めて検索すべき点が多多残されている.
われわれは最近,特異な病像を呈し,あるいはまた上記epithelioid leiomyosarcomaと考えられる組織像を示すものなど,種々の点で興味ある空腸平滑筋肉腫の2症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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