Japanese
English
臨床報告
結核による十二指腸狭窄の1例
A case of duodenal stricture due to tuberculosis
伊藤 実
1
,
恵美 奈実
1
,
伊藤 昭敏
1
,
福本 育郎
1
,
宮池 英夫
1
,
由良 二郎
2
,
柴田 清人
2
,
林 活次
3
Minoru ITOH
1
1掛川市立総合病院外科
2名古屋市立大学医学部第1外科
3名古屋市立大学医学部第1病理
pp.1481-1485
発行日 1979年9月20日
Published Date 1979/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207288
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はじめに
近年,肺結核症の減少に伴い,腸結核症も著しく減少した.特に十二指腸結核は比較的稀な疾患で,その術前診断も困難とされている.われわれは最近胸部X線検査において肺結核症の明確な所見はなかつたが,十二指腸狭窄を来たし,手術の結果組織学的検索により初めて十二指腸結核と診断された症例を経験したので報告する.
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