Japanese
English
臨床報告
両側頸動脈分岐部動脈瘤の1例
Bilateral bifurcation aneurysm of the extra-cranial carotid artery ; report of a case
酒井 圭輔
1
,
久保田 宏
1
,
黒田 広
1
,
村上 忠司
1
,
相川 久志
2
,
真銅 良吉
2
,
伊藤 直樹
2
,
青木 幸範
3
,
佐藤 英俊
4
Keisuke SAKAI
1
1市立旭川病院胸部外科
2市立旭川病院神経内科
3旭川厚生病院内科
4旭川医大第2病理
pp.291-294
発行日 1979年2月20日
Published Date 1979/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207117
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
頸動脈瘤は比較的稀な疾患と考えられているが,最近の血管外科の進歩と共に,その外科治療例の報告も増加してきた1).
頸動脈瘤は進行性のものが多く,放置すると破裂あるいは脳栓塞等の重篤な合併症をきたす事が多く,その予後は不良である.積極的根治手術が必要であるが,術前に神経症状の無い場合が多く,手術に際しては,一時的血行遮断による脳の阻血性障害の発生防止に留意する事が必要である2,3).
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.