Japanese
English
臨床報告
誤嚥魚骨による結腸異物性肉芽腫2例の検討—特にその特徴ある注腸所見について
Granuloma of the colon due to misswallowed fish bone;review of two cases
草島 義徳
1
,
宮崎 逸夫
1
,
尾島 敏夫
2
,
高柳 尹立
3
Yoshinori KUSAJIMA
1
1金沢大学医学部第2外科
2新湊市民病院外科
3富山市民病院研究検査科
pp.1489-1492
発行日 1978年10月20日
Published Date 1978/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207047
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
大腸に肉芽腫を形成する疾患には,数多くのものがあるが7),誤嚥魚骨によるものは,比較的稀で,外科的診断の盲点となることが多い.私共は過去に誤嚥魚骨による大腸異物性肉芽腫の2例を経験し,それらの注腸所見が特徴的であり,術前診断に,非常に有意義ではないかと思われたので,若干の考察を加えて報告する.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.