座談会
生検の問題点—よりよい診療のために
斉木 茂樹
1
,
黒田 慧
2
,
山口 和克
3
,
深見 敦夫
4
,
池永 達雄
5
,
牧野 永城
6
1聖路加国際病院病理
2東京大学第1外科
3東京大学病理
4癌研病院外科
5虎の門病院消化器外科
6聖路加国際病院外科
pp.1410-1424
発行日 1977年11月20日
Published Date 1977/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206844
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生検といえば,常々論議の的となるのは,その手技や読み,合併症といったいわば実施上の問題でした.これに対して,今回は少し観点を変えて,"生検"という事柄を通してみた外科医と他科医(病理医)に焦点をあててみました.
"癌の制圧"が医師に課せられた世紀的至上命令であるかのように喧伝される今日,癌か癌でないか,まさに"神の声"を有する病理医と,外科医は如何に緊密に連繋しつつ診療全体を成功に導くか,実際に即して考え,話し合つていただきました.
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