Japanese
English
臨床研究
虫垂炎を契機とした頻回開腹術例の臨床的検討
Clinical studies on the cases of a frequent laparotomy related to appendicitis
中尾 実
1
,
鎌迫 陽
1
,
長石 泰一郎
1
,
尾崎 行男
1
,
井上 雅勝
1
,
来海 秀和
1
Minoru NAKAO
1
1鳥取大学医学部第1外科
pp.897-902
発行日 1977年7月20日
Published Date 1977/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206774
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はじめに
虫垂炎の診断のもとに施行された初回の開腹術を契機として生じた種々の合併症や腹部愁訴に対し,しばしば多数回の開腹術が行なわれることが多い中で,polysur—geryへ進展する症例がある.このpolysurgeryは,腹部外科領域においては最も取扱い困難な開腹術後後遺症の1つである.
今回,われわれは虫垂炎手術を契機とした頻回開腹術例およびpolysurgery症例を分析検討したので,その成績を報告するとともに,若干の文献的考察を加えてみたい.
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