Japanese
English
臨床報告
結核性直腸腹壁瘻の1手術治験例
An operative case of tuberculous rectocutaneous fistula
樋上 駿
1
,
池永 達雄
1
,
遠藤 勝幸
1
,
熊田 博光
2
Shun HINOUE
1
1虎の門病院消化器外科
2虎の門病院病理
pp.535-538
発行日 1976年4月20日
Published Date 1976/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206492
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はじめに
抗結核剤が使用され始めてから,結核性腹膜炎や腸結核などの腹部結核症は激減した.しかしその反面,腹部結核症の臨床症状は多彩になり,その術前および術中診断が困難となり,術後に思わぬ合併症を招く場合がある.今回,子宮切除後の結核性直腸腹壁瘻の1例を経験し,治癒しえたので報告し考察を加える.
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