Japanese
English
臨床報告
多発性末梢動脈瘤を合併したEhlers-Danlos Syndromeの1例
Ehlers-Danlos syndrome complicated with multiple peripheral aneurysms
尾崎 弘記
1
,
宮内 好正
1
,
斉藤 滉
1
,
鈴木 一郎
1
,
磯村 勝美
1
,
永岡 喜久夫
1
,
足立 郁夫
1
,
安野 憲一
1
,
武藤 高明
1
,
石神 博昭
1
,
伊藤 健次郎
1
Hiroki OZAKI
1
1千葉大学医学部第1外科
pp.121-123
発行日 1976年1月20日
Published Date 1976/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206431
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はじめに
Ehlers-Danlos Syndromeは全身結合織の遺伝性疾患であるとされ,皮膚の過弾力性,皮膚血管の脆弱性,関節の過可動性を3主徴としている比較的まれな疾患である.Barabasは,本症候群をその臨床症状から後述するように,classical type, varicose or mild type, arterialtypeの3型に分類しているが1),われわれは最近多発性末梢動脈瘤と動静脈瘻の発生をみた極めてまれな,arte-rial typeと思われる本症候群を経験したので報告する.
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