Japanese
English
臨床報告
Hirschsprung病を思わせた先天性結腸狭窄症の1治験例
A case report of congenital colonic stenosis resembling Hirschsprung's disease
今泉 了彦
1
,
大森 協司
1
,
芳賀 駿介
1
,
保科 清
2
,
吉田 栄子
2
Satohiko IMAIZUMI
1
1東京女子医科大学第2病院外科
2東京女子医科大学第2病院小児科
pp.1637-1640
発行日 1975年12月20日
Published Date 1975/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206409
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はじめに
先天性腸狭窄症の病理本態は,腸閉鎖症と同一のものと考えられており,その発生原因は在胎期間中の腸間膜損傷,腸捻転絞扼,腸重積,ヘルニア嵌頓等による腸壁の虚血性変化の帰結だとする考え方"accident the-ory"が支配的である1,9,11,12).
起因が軽度であれば狭窄にとどまり,強ければその程度によつて種々な型の腸閉鎖(Louw9)等の分類Ⅰ〜Ⅲ型)を呈するものといわれている.
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