Japanese
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臨床研究
術中ソルビトール加乳酸リンゲル投与の体液バランスに与える影響—高張性輸液の臨床的意義
Hyperosmolar expansion of ECF volume by sorbitol added lactated Riger during operation
滝野 善夫
1
,
芦田 りう
1
,
真木 博幸
1
,
武田 純三
1
,
重松 俊之
1
,
天野 道之助
1
Yoshio TAKINO
1
1慶応義塾大学医学部麻酔科
pp.1293-1297
発行日 1975年10月20日
Published Date 1975/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206356
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はじめに
手術侵襲による細胞外液量の欠乏に対してlactateRingerが多用されて久しい.この間術中,術後の低血圧,乏尿,さらには術後イレウスの発生等の合併症が著しく低下し1),手術患者の麻酔管理に大きな貢献がなされた.
今回,われわれは術中の電解質とエネルギー補給を目的とするsorbitol加lactate Ringerが,体液浸透圧,電解質バランスに及ぼす変動を追究すると共に細胞外液(ECF)のhyperosmolar expansionの腎機能に一与える影響を検討した.
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