Japanese
English
薬剤
Uronaseによる下肢動静脈,血栓症に対する血栓溶解に関する研究
A study on clot lysis in case of acute thrombo-embolism of blood vessels by uronase
大原 到
1
,
松岡 富男
1
,
阿部 和夫
2
Itaru OHARA
1
1東北大学医学部第2外科
2東北大学中央検査部
pp.1459-1465
発行日 1973年10月20日
Published Date 1973/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205907
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
下肢の動脈血栓症の治療法として最近急激な進展をみたものにFogarty氏カテーテルによる動脈および静脈血栓摘出術がある.一方また血栓を溶解して,これによつて血管の開通を期待する方法がある.この2つの方法が登場して治療成績が向上してきた.
血栓溶解の為に蛋白質分解両酵素が用いられたが,現在ではtrypsin,Plasmin(fibrinolysin)等は用いられなくなり,専らstreptokinase1),またはurokinaseが用いられておる.本論文では後者についてとりあげる.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.