Japanese
English
臨床報告
消化性潰瘍穿孔をきたした腸管重複症の1例
Duplication of the ileum with peptic ulcer perforatien:a case report
新井 政幸
1
,
藤間 弘行
1
,
武田 文和
1
,
斉藤 脩司
1
,
町谷 肇彦
1
,
角田 洋三
1
Masayuki ARAI
1
1藤間病院外科
pp.1317-1319
発行日 1973年9月20日
Published Date 1973/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205888
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はじめに
重複腸管が,異所性胃粘膜を有することは必ずしもまれではないが,これに消化性潰瘍を合併して穿孔をきたすことは,外国文献でも極めてまれであり,わが国では,われわれの知り得た限りではその報告をみない.
われわれは,回腸に付着した重複腸管が異所性胃粘膜を有し,消化性潰瘍穿孔による汎発性腹膜炎をおこした1例を経験したので,ここに報告する.
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