インタビュー
—第73回日本外科会総会—卒後教育セミナーをめぐって—葛西森夫氏(外科学会教育委員長)に聞く
牧野 永城
,
葛西 森夫
pp.985-988
発行日 1973年7月20日
Published Date 1973/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205846
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
開催の意図は?
牧野 今度の学会の企画に関して,陣内先生が新しい意図をなにか盛り込んでみたいというわけで,やられたことの1つに境界領域というか,泌尿器科だ,整形外科だという,つまり,外科系各種専門科との連携の問題が1つあつたでしょう.それからもう1つは,卒後教育ゼミナールというのを非常に重要視されておられたみたいですね.学会というものが学術集会だけの仕事でなしに,教育のほうにも,それから日常活動のほうにも少し機能を持たなきゃいけないという考えがあつたんだろうと思うんだけれども,卒後教育の中でも,卒業直後の教育だけでなくて,生涯教育というのか,そういう方面の機能も外科学会として持ちたいと考えられたのじゃないでしようか.
それで,アメリカにもAmerican College of Surg-eonsにpostgraduate courseというのがあつて,そのことにもヒントを得られているのかもしれませんが,最初にこの学会の卒後教育ゼミナールをやつた動機ということから…….
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.