Japanese
English
特集 心臓と血管の外科
論説と症例
動脈血行再建手術の成績
Clinical results of arterial reconstruction
高雄 哲郎
1
,
小野木 宏
1
,
内木 研一
1
,
飯野 三郎
1
,
大岩 郷樹
1
,
熊谷 太郎
1
,
日比 行雄
1
,
城所 仁
1
,
松永 吉和
1
,
竹内 忠孝
1
,
神谷 喜作
2
Tetsuro TAKAO
1
1名古屋大学医学部第一外科
2名古屋大学医学部付属病院分院外科
pp.522-531
発行日 1970年4月20日
Published Date 1970/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205085
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血管外科は,近年,目覚ましい進歩をとげ,各種の術式が確立され,優秀な移植材質が得られるようになり,数多くの手術症例が報告された現在,再検討の時期に入ったものと思われる.名古屋大学医学部第一外科教室では,古くより,血管外科の臨床,研究にたづさわつてきたが,このような時に,血行再建術の統計的観察を行なうことは,有意義であると考え,昭和30年以降,われわれの教室,または,関連病院で,施行された動脈系の血行再建術症例232例を集計し,退院患者の昭和43年3月現在の遠隔成績を,アンケートにより調査したので報告する.ここに含まれる症例は,閉塞性ないし,狭窄性動脈疾患の他,動脈瘤などを含めており,血流正常化を試みた動脈への直達手術を,血行再建術と呼んでいる.
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