座談会
人工心臓と心臓移植—バーナード博士を囲んで
Christian N. Barnard
1
,
渥美 和彦
2
,
桜井 靖久
2
,
近藤 芳夫
3
1ケープタウン大学外科
2東大医用電子研究施設
3東大分院外科
pp.86-90
発行日 1970年1月20日
Published Date 1970/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205020
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南アフリカのバーナード博士が世界初の心臓移植手術に成功してから2年になる.1969年9月来日した博士は,人工心臓の権威である渥美教授,桜井助手,イヌの心臓移植で秀れた業績を持つ近藤博士との討論の機会を持つた,「3カ月働く人工心臓があれば臨床に使つてみたい」と語った博士の当面の研究目標は,ヒヒと人間との異種移植であるという.
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