Japanese
English
消化器外科症例集 症例
乳児消化管重複症について
Duplications of the alimentary tract in infancy
内野 純一
1
,
奥村 信介
1
,
宮川 清彦
1
,
川上 静夫
1
,
櫛田 正一
1
,
上野 冬生
1
,
武田 武夫
2
Junichi UCHINO
1
1北海道大学医学部第一外科教室
2北海道大学医学部小児科教室
pp.993-999
発行日 1969年7月20日
Published Date 1969/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204902
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消化管重複症は舌根より肛門に至るまでの全消化管にみられる先天性奇形であるが,大きさの増大,消化管閉塞,出血あるいは軸捻転などの合併症を起こして初めて発見されることが多い.
本症は比較的まれな疾患とされており,石田1)らの報告によれば,本邦文献報告例は1923年田村2)の報告以来64例にすぎず,そのうち乳児は25例をしめている.
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